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前回「在韓日系企業の現地化(4)」では、韓国でのハラスメント事情について、書きました。
今回は私の体験した韓国アルアル?について書きたいと思います。
私が韓国に最初に駐在員として赴任した17年も前のことです。
当時、担当する事業を韓国で新規に立ち上げるということで、優秀な人材を募集しておりました。
現地人社長からぜひ会ってほしい人が釜山に居るということで、こちらから釜山までその人材に会いに行きました。
お会いしたその方は、現地社長と姓が同じです。
韓国では、姓が同じ事はよく有ることなので、これだけではそれほど疑う余地もないのですが。
それよりもなによりも、会った瞬間に気付くのは、背格好といい、髪の毛の生え方といい、顔の特徴といい、現地社長のその人にそっくりではないですか。
当然、「社長とご兄弟か、親戚ですか?」という質問をしましたところ、「違う」と即答されました。
「え~、まさか」という心の中で声を発してしまうほど、嫌な予感がしました。
その後、彼は釜山からソウルに異動して来て、同じ事業の立ち上げに携わってもらいました。
同じフロアーで仕事をすることになり、絶対遺伝子共有しているでしょ!と私の思いを強めるに値いする振る舞いを日々目にする様になりました。
社長と兄弟ではないかという噂は、社内では瞬く間に広がりましたが、ご本人たちは一切認めませんでした。
彼はそれなりに仕事はできたのですが、同じ入社時期の同じ年代の方よりも、出世がものすごく早いのです。
最初は課長からスタートしましたが、瞬く間に次長、部長、理事と毎年昇進され、私の駐在員任期の4年間で、常務及び事業本部長にまで昇り詰められました。
さすがに隠し切れなかったのか、私の駐在員任期の最後の年には、実弟であることを明らかにされました。
今から思えば、社長と二人きりで会議することも多かったし、彼に社長決裁を依頼すると社長承認が早かったですね。
優秀な人材なら、最初から正直に社長の実弟だと宣言して、任に当たらせたら良かったのに、なぜ隠したのでしょうか。
そこには何か邪な考えが有ったのだろうと考えざる負えません。
以前の「在韓日系企業の現地化(3)」では自社ビルでの現地社長による会社の私物化について書きましたが、ここでも別の形で私物化を許してしまっていたのでした。
「邪な考え」については、また別に明らかにしたいと思います。
(つづく)

